自作PCを作成してからもうすぐ1年になるので、現在発売されているゲーミングパソコンと比較も兼ねて調べました。今回はゲーミングに重要なグラフィックボード(GPU)の紹介と、販売されているパソコン、スペック別のモニターを紹介していきます。
グラフィックボード(GPU)とは
GPUは、Graphics Processing Unitの略で、画像処理装置を意味します。その名の通り、画像を描写するために必要な計算を処理するものです。
https://www.ntt.com/business/sdpf/knowledge/archive_05.html
GPUはゲーミングパソコンには必須の存在でゲームにおける映像出力を行なっており、GPUの性能が高ければ高いほど画質が良くなります。近年では4K画質の映像が出てきており、それに合わせたモニターも販売さてれいます。
2・3年前までは4K画質での高いFPS(フレームレート)は出ませんでしたが、1年前に発売したGPUでは最高画質でも60fps以上出てきており、今後も性能が上がっていくのが予想されます。
GPU種類
GPUは主に「NVIDIA」「AMD」「Intel」3つの会社から発売されています。今回は「NVIDIA」製のGPUに関して様々な世代のものと比較していきます。下記の値段は楽天市場での値段の最低額〜最高額について記載しておきます。
GPU種類 | フルHD fps | 4K fps | GPU値段 | 発売日 |
RTX 4090 | 369.8 | 176.8 | 259800〜495195円 | 2022年10月 |
RTX 4080 | 320.5 | 153.2 | 179800〜357500円 | 2022年11月 |
RTX 4070 Ti | 296.5 | 143.6 | 120910〜229429円 | 2023年1月 |
RTX 3080 Ti | 241.8 | 112.6 | 169800〜270500円 | 2021年6月 |
RTX 3080 | 232.4 | 105 | 87800〜207780円 | 2020年9月 |
RTX 4070 | 284.9 | 138.2 | 88980〜137770円 | 2023年4月 |
RTX 3070 Ti | 187.2 | 89 | 76800〜206806円 | 2021年6月 |
RTX 4060 Ti | ー | ー | 63800〜102332円 | 2023年5月 |
RTX 3070 | 178.8 | 80.8 | 69980〜145131円 | 2020年10月 |
RTX 3060 Ti | 150 | 69.3 | 50800〜154874円 | 2020年12月 |
RTX 3060 | 124.3 | 55.4 | 40800〜138923円 | 2021年2月 |
RTX 3050 | 92.9 | 41.1 | 34800〜112650円 | 2022年1月 |
RTX 2080 | 96 | 43.6 | ー | 2018年9月 |
GTX1660super | 91 | 40.3 | 30280〜70870円 | 2019年3月 |
フレームレート(fps)とは、秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のことです。数値が高ければ高いほど映像のブレがなく綺麗な映像が出力されます。上で記載したfps値は高画質設定での測定結果となります。
FPS(ファーストパーソンシューティング)ゲームなどは120fpsが基準になっています。GTXはRTXの前シリーズのものですが、スペックはRTX3050とほぼ同じ性能です。私が自作したPCに使ったものはこれですが、性能は最低限といったところです。
RTXは現在も続いているシリーズで基本的に数字が高い方が性能がいいです。販売日が最新のものがいいように思いますが、パーツを変えて性能をわざと落としているので安くなっている物が多いです。RTX2080は最新ゲームの推奨スペックですが、楽天では販売されていませんでした。
GPU別パソコン比較
今度は各GPU別に搭載しているパソコンの値段を記載します。
搭載GPU種類 | フルHD fps | 4K fps | パソコン値段 |
RTX 4090 | 369.8 | 176.8 | 約45万円以上 |
RTX 4080 | 320.5 | 153.2 | 約36万円以上 |
RTX 4070 Ti | 296.5 | 143.6 | 約26万円以上 |
RTX 3080 Ti | 241.8 | 112.6 | 約34万円以上 |
RTX 3080 | 232.4 | 105 | 約29万円以上 |
RTX 4070 | 284.9 | 138.2 | 約20万円以上 |
RTX 3070 Ti | 187.2 | 89 | 約19万円以上 |
RTX 4060 Ti | ー | ー | 約14万円以上 |
RTX 3070 | 178.8 | 80.8 | 約15万円以上 |
RTX 3060 Ti | 150 | 69.3 | 約14万円以上 |
RTX 3060 | 124.3 | 55.4 | 約13万円以上 |
RTX 3050 | 92.9 | 41.1 | 約11万円以上 |
RTX 2080 | 96 | 43.6 | ー |
GTX1660super | 91 | 40.3 | 約9万円以上 |
楽天市場の最低額を記載していますが、色々オプション搭載していくと1〜2万円ぐらいは上がるとみておいて下さい。私が自作したパソコンは色々付けましたが9万円ぐらいだったので、普通の人はパソコン専門店で買った方がいいと思います。
オススメゲーミングパソコン
先ほど紹介した表でオススメのGPUと搭載しているパソコンを紹介します。
RTX 4070ti・RTX 4070
2023年に発売された新しいGPUで、値段は低めの割りには性能がかなり良いのが特徴です。RTX4000番台は値段がかなり高いのがネックで20万円超えてくるのが普通ですが、このGPUは10万円切るものもあり、かなりコストが抑えられます。
性能的に言うと最高ランクのRTX4090には劣りますが、重たいゲームの4K高画質で80fps程度が限界だったりします。現在でも4K高画質のFPSゲームはプレイすることは難しいため、画質をフルHDに変更するか、4Kで設定を落としたりしています。なので、RTX4070ti・RTX4070でも十分にプレイできるのでオススメです。
価格:262,480円 |
価格:196,780円 |
RTX 4060ti・RTX 3060ti
RTX 4060tiは2023年5月に発売された最新機種で、先ほど紹介したRTX4070を更に値段と性能を落としたGPUです。RTX 3060tiは2020年最後に発売されたもので、性能はRTX4060tiよりも更に落ちますが、4Kの中〜低設定で遊べるほどの性能はあります。
ライトユーザー向けといった性能で、どちらも15万円前後で購入することができ、高画質でなくてもとにかくゲームができればいいという人にはオススメなパソコンです。
価格:143,780円 |
価格:136,180円 |
私が自作したパソコン(GTX1660super)や、最新ゲームの推奨スペック(RTX 2080)はあくまで最低限ゲームが動かせるギリギリのスペックなので、紹介したパソコンを是非購入しましょう。
スペック別オススメモニター
今回はモニターに関しても紹介します。モニター(ディスプレイ)はデスクトップパソコンのソフトなどを画面に表示することができるものです。モニターにはHz(ヘルツ)という値があり、この値が小さいとfps値もその数値で固定化されてしまうので、FPSゲームをする場合は高いHzのモニターを購入しましょう。
モニター画質 | 60Hz | 120Hz |
4K | 28500円以上 | 78700円以上 |
フルHD | 12100円以上 | 16907円以上 |
楽天市場での最低額を記載しています。フルHD対応のモニターは大体1〜3万円程度で購入でき、4K対応のモニターは3万円以上するのが基本のようです。4Kで120Hzになると一気に値段が跳ね上がるので、紹介したオススメのパソコンであれば、4Kの60Hz辺りが無難です。
価格:79,800円 |
価格:28,800円 |
AESNO ゲーミングモニター 23.8インチ PC モニター 144hz/165hz 1ms 非光沢 フルHD VAパネル 液晶ディスプレイ スピーカー内蔵 広視野角 ブルーライト軽減 価格:18,062円 |
まとめ
最新のPCは高いですがそれ相応の高いスペックが出るのがわかりました。今回は広告から引っ張って紹介できるので楽天市場のものを紹介しましたが、ゲーミングPCを買うのであれば、パソコン専門のお店やサイトに行けばもっと細かくカスタマイズができるのでオススメです。
モニターに関しても高いfps値のものを購入しようとなるとやはり高くなってきます。RTX4070tiと4K画質120Hzを購入するとなると30万円以上かかるので、購入をする場合は予め予算を決めてからにしましょう。
自作PCから1年経って最新機種と比較しましたが、やっぱり最新のものは4K画質でも問題なくプレイできるほど性能が良くなっていたので、私も自作PCのカスタマイズを行なっていきます。何度も言いますが自作PCはあまりオススメしないので、是非、専門店・専門サイトで購入して下さい。