最近、自転車に乗っている人のヘルメット装着率が多くなってきましたね。そこで今回は、今年の4月から変更された道路交通法と、現在販売されているヘルメットについて紹介していきます。ヘルメット以外としては自転車の保険についてと、総額どれぐらいかかるかについても記載しておきます。
道路交通法について
※警視庁HPより引用
道路交通法(令和5年4月1日以降)
自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。また、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません。
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/helmet.html#:~:text=%E6%94%B9%E6%AD%A3%E9%81%93%E8%B7%AF%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%B3%95%E3%81%AE,%E5%8A%AA%E5%8A%9B%E7%BE%A9%E5%8B%99%E5%8C%96%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
令和5年3月31日までは13歳以下の子供に対してヘルメットの努力義務が設けられておりました。今回変わった点としては自転車を乗る全ての人が対象になった点で、今までつける必要がなかった大人も対象になります。
自転車は法律で軽車両として扱われていますが、新しい法律により実質原付と同じ扱いなったということになります。ただし、現在の時点ではあくまで努力義務なので、原付と違いヘルメットを付けなくても捕まることなどはないです。(注意されるかもしれませんが)
自転車用ヘルメットの種類
自転車のヘルメットは道路交通法が新しくなる前から販売されていましたが、新しくなってからは更に個数が増えています。子供用のヘルメットが多かったですが、大人用のヘルメットが多く販売されており、前よりもデザイン・安全面がよくなっています。
ロードバイク
価格:3,582円 |
ロードバイクなどで使われているヘルメットがこれで、通気性が良くなる穴が多く空いています。ただ、今までヘルメットを付けてなかった人にはは少し恥ずかしいかもしれないです。
エクストリーム
価格:3,380円 |
お子さんのヘルメットといえばこれで、自転車だけでなく、スケートやスケボーなどのスポーツに用いられることが多いです。後頭部まで防いでいるので安全性は抜群ですが、見た目などから大人には少し恥ずかしいかもしれないです。
帽子
価格:1,680円 |
近年増えているのはこの帽子型のヘルメットで、内部にヘルメットの材質が使われています。安全性は落ちますが、見た目が帽子なので普段使いでも使用できるのが利点です。
自転車用ヘルメットの値段
値段としては1000円〜50000円で販売されており、値段が高くなるほど安全性やカスタマイズ性が良くなります。前からロードバイクのヘルメットなどが売られていましたが、現在では見た目が帽子のようなものがあったり、バイクのヘルメットのような頑丈なものまで幅広く販売されています。
1000〜3000円台
価格:2,184円 |
簡易的なヘルメットが多い印象、ポリエチレン(PE:合成樹脂)板のようなものが帽子に取り付けてる物が多く、必要最低限の防御力があると言った感じです。3000円台までになると帽子のような見た目のものがあるので、見た目が気になる方は帽子型がオススメです。
3000〜5000円台
価格:4,470円 |
先ほど言った通り見た目がいいものが多いです。5000円台になると、バイクのヘルメットのようなEPS(発泡スチロールと同じ)素材が使われており、より安全性が高い物が多い印象です。ロードバイクなどの速い自転車のヘルメットもこの辺りの値段です。
5000〜10000円以上
価格:8,580円 |
有名メーカーのブランド物が多い印象です。EPSも当然ついており、一部のものは原付のヘルメットとしても使用できそうなレベルのものもあります。特にバイクのヘルメットを販売しているメーカーのものはお値段はしますが安全性はピカイチです。
5万円台のものがありますが、海外メーカーのもので輸入のためのお金がかかるので高くなっています。日本のもので高いもので40000円だったりするので高ければいいということでもないです。
自転車保険について
ヘルメットよりも前に義務化の話が出ていた自転車保険についても紹介します。2023年時点で東京都、神奈川県、愛知県、大阪府をはじめとする30都府県で義務化されているようです。保険会社としては「損保ジャパン」や「東京海上日動」など、メジャーなものから、auや楽天なども保険が出てきています。
値段は保険会社によりますが月々1000円以下で保険に入れます。自転車事故は場合によっては死亡事故がおき、賠償請求9000万円など結構な金額を払うことになるので、義務化されていない都道府県でもなるべく保険に入るようにしましょう。
最後に
2022〜2023年の間に自転車の法律がかなり変わってしまったので戸惑う方も多いかと思います。ただ、保険の方はともかくヘルメットは努力義務なので、お金に余裕がない方や面倒くさい方は購入しなくてもいいと思います。以下自転車を購入した場合の大まかな総額を載せておきます。
自転車 | ヘルメット | 保険料 | 総額 |
約2万円 | 約3000円 | 年間6000円 | 約29000円 |
結局の所ヘルメットはどのあたりの値段のものを買ったらいいの?という方は3000〜5000円辺りのものがいいと思います。材質はEPS素材のクッション材が入っているものが特にいいですが、見た目重視の方は帽子型のABS樹脂・PE素材のものでもいいです。